2012年10月10日

サンティアゴ・デ・コンポステーラ市が田辺市を表敬訪問

2012年9月23日〜25日、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市副市長兼観光理事 レジェス・レイス氏と、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局代表取締役 マルーシャ・レド氏が田辺市を表敬訪問し、田辺市熊野ツーリズムビューローの欧米担当が現地をご案内しました。

田辺市熊野ツーリズムビューローとサンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局は、共に世界文化遺産としての巡礼道(「サンティアゴ巡礼の道」と「熊野古道」)の核心エリアを有し、巡礼道のゴール地点を抱える町として、2008年に協定を結んで以来、共同プロモーションを行っていますが、副市長兼観光理事と代表取締役の両氏が熊野古道を訪れるのは初めてのことです。
両氏は熊野古道の滝尻王子や高原、発心門王子などに立ち寄った後、熊野三山の熊野本宮大社で正式参拝を行い、熊野速玉大社・熊野那智大社を見学しました。
また、田辺市役所にて真砂充敏田辺市長との会談を行った後、地元の人々が集う居酒屋で、田辺市ならではの新鮮な海の幸や地元の人々との交流を楽しんでいただきました。

2012.09.25-Santiago-visit.jpg

来たる2013年には、日本とスペインの国交樹立400周年を迎え、様々なイベントが開催される予定です。
田辺市熊野ツーリズムビューローでも、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局と協働し、世界に2例のみの道の世界遺産を有する町として、美しい自然と文化財を保全し魅力ある観光地を後世に残すための取り組みを引き続き進めて参りたいと考えています。

posted by ビューロースタッフ at 00:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

お客様の声(ハミルトン様のインタビュー)

田辺市熊野ツーリズムビューローが運営する、日・英の旅行予約サイト『KUMANO TRAVEL』をご利用いただき、オリジナルツアーを提案させていただいたアメリカ在住のハミルトン様が、紀伊半島を襲った台風12号被害後の10月5日〜11日、ご夫婦2組・4名のグループで、高野山〜龍神温泉〜川湯温泉〜白浜温泉〜田辺市街地へお越しになりました。

台風被害後、一時はツアー催行そのものが危ぶまれましたが、当ビューローより受入地の復旧状況を逐一ご報告、かつ催行可能なルートに変更し、現地でのサポートを行うことで、安心して訪れていただくことができました。

2011.10.19-guest-interview.jpg

滞在中、ハミルトン様ご一行は、外国人では台風後初となる熊野古道歩きを体験され、現地の宿泊施設や熊野本宮大社、熊野本宮観光協会の熱烈な歓迎と、地元メディアの取材を受けました。
(その様子はスタッフブログに掲載しております。こちらをご参照ください。)
下記では、ご旅行終了後、ハミルトン様にお答えいただいたインタビューの内容をご紹介します。

<以下、ハミルトン様の回答を翻訳>

【質問1】今回の旅行では、どこを訪れましたか?

【回答1】京都、大阪、奈良を巡った後、和歌山では高野山や龍神温泉、川湯温泉、白浜などを訪れました。
もちろん熊野古道も歩き、熊野本宮大社にお参りしました。


【質問2】なぜ今回の旅に紀伊半島を選んだのですか?

【回答2】いつだったか、紀伊半島について書かれた文章を読んで、その土地の深い歴史や、その歴史が育んだ特色ある文化、美しい自然などに魅了されました。
私たちは、都会の喧騒から遠く離れ、歴史が連綿と息づくエリアを垣間見ることによって、日本の芸術や文化をより深く理解できるようになるのではないかと考えたのです。


【質問3】今回のご旅行は、台風12号による被害の約1カ月後でしたが、当地は安全に旅ができるところだと感じられましたか?
また、現地の状況に関して何かコメントがあればお願いします。

【回答3】大きな台風があったと聞いていましたが、道中で危険だと思ったことは一度もありませんでした。
台風の爪痕はところどころで見受けられましたが、それよりも私たちが驚いたのは、その復旧の早さです。道は整備され、各店舗や宿の営業も再開し、早くも地域は平常に戻っていました。
私たちは、日本人の不屈の精神に心を打たれながら熊野をあとにしました。


【質問4】旅行中、今年3月に起きた東北地方太平洋沖地震による影響や不便は感じられましたか?

【回答4】まったくありませんでした。


【質問5】今回の旅行で一番印象に残ったことを教えてください。

【回答5】川湯温泉と熊野本宮大社で熱烈な歓迎を受けたことと、英語ガイドの方が、田辺市内のご家族が営むお寺で、そこでの日常生活を紹介してくださったことですね。
熊野本宮大社参拝の際には地方局のテレビに出演し、さらには日本の全国紙の表紙を飾るという、忘れられない体験をさせていただきました。
川湯温泉の露天風呂はとても幻想的で、リラックスでき、帰る頃には心も体もリフレッシュして一気に若返ったようでした。


【質問6】熊野古道を歩きましたか?また、その感想を聞かせてください。

【回答6】全部で7キロを歩きました。ウォーキングはそんなにハードなものではなく、行く先々で美しい景色を楽しみ、現地の方々に歓迎していただきました。
できることならもっと長く歩きたいと思いました。


【質問7】滞在中の食事には満足されましたか?

【回答7】私たちが宿泊した施設はすべて快適で、スタッフは皆温かく、丁寧におもてなしをしていただきました。
食事に関しては、すべての料理が、色合いや質感、盛り付けなどまるで芸術さながらで、実際にとてもおいしかった!視覚と味覚のどちらも満たされました。


【質問8】英語ガイドのサービスはいかがでしたか?

【回答8】私たちのガイドをしてくれた女性は、優しく丁寧で、こちらの要望にひとつひとつ熱心に対応してくれ、わからないことがあれば知っていそうな人に電話して聞くなどして、答えがわかるまで調べてくれました。
さらに彼女は、行く先々で自分の友人や家族を紹介してくれ、どんな時も私たちの旅を気楽であたたかいものにしてくれました。
彼女は、これ以上ないほど素晴らしいガイドでした。


【質問9】手配を担当した田辺市熊野ツーリズムビューローは、あなたの旅行に役立ちましたか?

【回答9】田辺市熊野ツーリズムビューローの提案と協力がなければ、こんなにも充実した旅はできなかったことでしょう。
どんなに絶賛しても足りないほどです!スタッフの皆様に、心から感謝しています。本当に、本当にありがとうございました。


【質問10】どういった方々に、熊野・高野山の旅がおすすめだと思われますか?

【回答10】老若男女問わず、日本の芳醇な芸術や文化に興味がある人や、自然の素晴らしさやアウトドアの醍醐味を知っている人。
それに、精神世界や瞑想に深い繋がりがある人。


【質問11】ご友人やご家族に、熊野・高野山への旅を勧めたいですか?

【回答11】もちろんです。熊野への旅は、心と体の洗濯です!


【質問12】これから旅行を計画されている方に、アドバイスや助言をするとすれば何でしょうか。

【回答12】郷に入りては郷に従え。日本に行ったらとりあえず、ジャパニーズ・スタイルで楽しんでくださいね。

2011年10月19日

<以上>


インタビューや取材を快く引き受けていただいたハミルトン様に心より感謝いたします。
またのお越しをお待ちしております。ありがとうございました。

posted by ビューロースタッフ at 19:20| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市を表敬訪問

フランス旅行見本市終了後の2011年9月26日〜27日、和歌山県観光交流課の職員とともに、田辺市熊野ツーリズムビューローがスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局を表敬訪問し、現地の地元紙にもその様子が掲載されました。

2011.09.27-Tanabe-City-Visi.jpg

田辺市熊野ツーリズムビューローとサンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局は、共に世界文化遺産としての巡礼道(「サンティアゴ巡礼の道」と「熊野古道」)の核心エリアを有し、巡礼道のゴール地点を抱える町として、2008年に協定を結んで以来、共同プロモーションを行っています。

今回の表敬訪問の主たる目的は、この2つの「聖なる道」のプロモーション用ポスター及びパネル制作の打ち合わせのためでしたが、打ち合わせを通じてサンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局やガリシア州政府の職員の方々にお会いし、貴重なお話を伺うことができたのも大きな収穫となりました。
今後、巡礼道沿いにポスターやパネルを設置することによって、スペインでも熊野古道がさらに広く知られるようになればと考えています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ市の歓迎と温かいおもてなしに心から感謝いたします。
次回はぜひ、市観光局の皆様にも田辺市や熊野古道を訪れていただき、異なる巡礼道を体験していただければと願っています。


【参考URL】

○ 共同プロモーション公式ホームページ http://www.spiritual-pilgrimages.com

posted by ビューロースタッフ at 00:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

平泉町と田辺市の共同プロモーション協議

2011年6月25日、「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」が、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

2011.08.02Hiraizumi.jpg

平泉町と田辺市は、いずれも平家物語で名高い「武蔵坊弁慶」の伝説を有しており、弁慶は田辺市で誕生し、長年仕えた源義経の家来として、奥州平泉にてその生涯を閉じたと伝えられています。
1982年より、「武蔵坊弁慶」生誕の地と終焉の地の縁をもって、田辺市と平泉町は姉妹都市の提携を結んでいましたが、この度の平泉の世界遺産登録を受けて、両都市には新たな共通点が生まれたことになります。

8月1日〜3日、田辺市熊野ツーリズムビューローのスタッフを含めた田辺市の代表団が、世界遺産登録のお祝いと今後の連携体制について協議するため、平泉町を表敬訪問し、町長や観光商工課職員の方々にお会いしました。

田辺市は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の核心地域を有する市として、すでに特徴ある観光戦略とインバウンドの取り組みを実施し、広く国内のメディアに取り上げられてきています。
今後、世界遺産登録地として新しいスタートを切った平泉町と、田辺市や当ビューローの経験を共有し、観光客の増加によって生じる変化や、文化遺産保全と観光振興のバランス等の課題について、共に協議していければと考えております。

最後になりましたが、平泉の地へ心から世界遺産登録の祝辞を送るとともに、現地の方々の素晴らしいおもてなしに感謝いたします。ありがとうございました。

posted by ビューロースタッフ at 18:53| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

第62回全国植樹祭

2011年5月22日、和歌山県田辺市の新庄総合公園で「第62回全国植樹祭」の式典が開催され、天皇、皇后両両陛下を迎えて、約7千人が参加しました。
両陛下が東日本大震災後、地方の式典に出席するのは初のことです。

s-2011.05.31Sokujusai.jpg


和歌山県出身の、歌手の坂本冬美さんが君が代を歌い、出席者全員により東日本大震災の犠牲者のために黙とうが捧げられました。
その後、天皇陛下がウバメガシとヒノキ、皇后陛下がイチイガシとヤマザクラなどの苗木をそれぞれ植樹された他、計4種類の種がまかれました。
当日は朝から生憎の天候に見舞われ、強い雨が降っていましたが、式典の間は嘘のように雨があがったということです。

全国植樹祭は、昭和25年に山梨県で第1回が開催されて以来、天皇皇后両陛下のご臨席の下、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるため、また過度の森林伐採により戦後荒廃した国土の復興を目指して、毎年全国各地にて開催されています。
和歌山県においては、昭和52年以来、2度目の開催となりました。

写真は、新庄総合公園で両陛下が出席された式典の様子。
posted by ビューロースタッフ at 10:11| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月27日

クリスティーナ・オイティシカがニューヨークで共同アート展を開催

2011年5月23日より、ブラジル人アーティストのクリスティーナ・オイティシカ女史と、コロンビア人アーティスト、ジェネヴィーヴ・マケニー女史による共同アート展、“Dialogues - Ways of the rising and setting sun, Intimate Itinerary-”が、ニューヨークの国連本部にて開催されています。

christina-UN.jpg


「エコアート」や「ランドアート」などと呼ばれる特殊な技法を用い、独創的な作品を発表して世界的に高い評価を得ているクリスティーナ・オイティシカ女史は、2009年2月と11月に和歌山県田辺市を訪れ、自身の巡礼道プロジェクトの一環として地中アート作品を制作し、2009年11月に世界遺産熊野本宮館にてアート展を開催しました。

今回の共同アート展でも、世界に2例しかないユネスコ世界遺産登録の巡礼道である、熊野古道サンティアゴ巡礼の道に焦点が当てられています。お近くの方は、ぜひご覧ください。


■クリスティーナ・オイティシカ&ジェネヴィーヴ・マケニーによる共同アート展
“Dialogues - Ways of the rising and setting sun, Intimate Itinerary-”

期間:2011年5月23日〜6月3日
会場:国際連合本部、ジェネラル・アセンブリー・ビル展示場
  (ニューヨーク一番街)


【参考URL】

○クリスティーナ・オイティシカ公式HP
http://www.cristinaoiticica.com.br/engl/index.html

クリスティーナ・オイティシカ女史の熊野古道プロジェクトについてのブログ記事は、下記をご覧ください。

クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト<レポート1>
クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト<レポート2>
クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト<レポート3>
クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト<レポート4>
クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アート展示会in熊野

posted by ビューロースタッフ at 15:46| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月26日

お客様の声(ニコラス・ジョスペ氏とキャサリン夫人のインタビュー)

田辺市熊野ツーリズムビューローが運営する日・英の旅行予約サイト『KUMANO TRAVEL』をご利用いただいたお客様に、インタビューを実施しました。
アメリカ在住のニコラス・ジョスペ氏とキャサリン夫人から届いた、お客様の生の声を紹介します。

2011.05.01voices-jospe.jpg

<以下、キャサリン夫人の回答を翻訳>

【質問1】今回の旅行では、どこを訪れましたか?

【回答1】まず東京に着いて、そこで一泊しました。翌日、新幹線に乗って大阪に行き、高野山へ。
宿泊手配はもちろん、バスの乗り継ぎ方法に至るまで、田辺市熊野ツーリズムビューローが手配してくれた「KUMANO TRAVEL」のプランは最高でした。
高野山、田辺、湯の峰、本宮、小口(小雲取越・大雲取越ルートの中継地点)、紀伊勝浦における宿はどれもよかったです。
その後、京都にも4泊しました。

【質問2】なぜ今回の旅に紀伊半島(高野山・熊野)を選んだのですか?

【回答2】40年ほど前に買った古本を読んで熊野古道のことを知ったんです。それで、もっと日本の精神世界について知りたいと思いました。
2005年の初来日では美しい日本アルプスに登ったので、今回は関西での山登りを楽しめればと考えていたのですが、京都で修学院を訪れてみて、もっと仏教・神道などについて学びたいと思うようになりました。

【質問3】多くの外国人観光客は、東北大地震の後に日本への旅行の予約をキャンセルしたようですが、それでも旅行に来られた理由は何ですか?

【回答3】京都にいる知り合いから、西日本では地震による影響や問題は全くないということを聞きました。
それはまるで「カリフォルニアで地震が起きているからニューヨークには行かない」と言っているのと同じようなものだと。
ですから、日本へ旅行に行って、私たち、つまり外国人観光客が現地で消費をすることが、今の日本を支援するひとつの方法になるかもしれないと考えたのです。

【質問4】旅行中、東北大地震の影響による不便はありませんでしたか?

【回答4】いいえ。地震に関することといえば、東京で赤十字の募金箱を目にしたこと、ホテルで節電のお知らせと謝罪の掲示があったこと、あとは電車が何本か運転見合わせになったことなどでした。

ただ、ひとつ話しておきたいことがあります。
東京での二日目の夜、私たちは新宿のホテルの、20階の部屋に泊まっていました。
部屋に居た私は突然揺れを感じ、部屋にある物も揺れ始めました。
その時私は「建物から避難した方がいいですか」という日本語すら知りませんでした。
しかし慌てて部屋から出ると、私の拙い日本語と身振り手振りに気付いた一人の日本人男性が、携帯を取り出し、私に見せてくれました。
その画面には英語で、日本地図の上にマグニチュードの規模が表示されていました。
東京はわずかマグニチュード3で、マグニチュード6と表示されているのは、東京から遥か遠く離れた東北地方でした。
その瞬間、言葉は分からなくても、彼の表情や身振りにどれほど安心したか。

地震に関するニュースを見るたびに衝撃を受けるけれど、大事なのは普段と変わらずにいることだと思います。平常心でいることが大切だと。

【質問5】多くの外国人旅行者が震災後、この時期の日本旅行は危険だから、あるいは、こんな時に旅行するのは無神経で、現地で歓迎されないのでは、などの理由で予約をキャンセルしたようです。
旅行中、安全面で不安を感じたり、あるいは現地で歓迎されていないと感じることはありましたか?

【回答5】全くありませんでした。それどころか、熊野古道を移動中、私たちはとても温かく受け入れてもらいました。
本宮では、私たちの宿の主人は「日本に来てくれて本当にありがたい。」と言ってくれました。さらに那智の滝に行ったときも、ある日本人男性が私たちの来訪を喜んでくれ、私たちは地震による被害の重さや悲しみを共に分かち合いました。

多くの日本人旅行者の方々は、自粛することなく、この重要な文化遺産(熊野)を訪れていました。
しかし、だからといって、その日本人旅行者が災害の犠牲者に対して無関心であるとは決して言えないと思います。
重要文化財を訪れることが無神経なのではなく、むしろ彼らは、旅行をすることで自国のために何か貢献できれば、と考えているのだということを、その時私たちは確信しました。

【質問6】今回の旅行で一番印象に残ったことを教えてください。

【回答6】まず高野山での思い出ですね。フレンドリーなお坊さんが英語で行ってくれたガイドツアーや、昔話をユーモアたっぷりに聞かせてもらったこと、朝のお勤めに参加したことなどです。

湯の峰温泉の宿では、給仕をしてくださる方の素晴らしいおもてなしに感動しました。
英語のメニューを指さしながら、ひと皿ずつ英語で説明してくれ、私たちはゴージャスな気分に浸ることができました。
温泉は最高。サウナがあったり、お風呂のあとのアメニティが充実していましたね。
あと、温泉では、知らない客同士が裸になってお喋りしているのが普通であったりする。そんな日本人女性たちの中にいる時間がとても楽しかったです。

本宮では例大祭に参加しましたが、特に、皆がジャンプしながら神輿をかついでいたのが素敵でした。お祭りというのは、万国共通のものですね!

小口では、民宿に泊まりました。民宿の料理は、高級な懐石料理にも匹敵する内容で、民宿の方々は私達の片言の日本語に熱心に耳を傾けてくれ、日本語の勉強にもなりました。

杉林はまるで壮大な建築物のようでした。その美しさは言葉にすることができません。
私が「O-Doori Bird※」と呼んでいる鳥の鳴き声が、木漏れ日が射す森の中を、遺跡をすり抜け、1300年続く巡礼道に長く響きわたりました。

※日本で買った切手にも描かれていたこの鳥について、本宮の観光協会で尋ねたところ、彼らはインターネットで調べてくれ(なんと親切な人たちでしょう!)、議論の結果、それは「オオルリ」ではないかということでした。
ともかくその鳥は、"O"の音で始まる名前で、何かの旋律に似た聞いたこともないような美しい鳴き声を発するんです。

また、結婚式やその他いろいろな式典に立ち会うことができました。
お寺では何度かお経を聞くことができ、さらに、京都・西芳寺にて、ちょっとした儀式や写経も楽しみました。今では、神道についての理解がより深まったように思います。

最後に、一番印象に残ったことではありませんが、私達が旅行中、余所者としての扱いを受けなかっただけでなく、むしろ歓迎されたことで、とても温かい気持ちになったことを付け加えておきます。

【質問7】熊野古道を、何日かけて歩きましたか?また、その感想を聞かせてください。

【回答7】私たちが歩いたのは3日間だけです。
○湯の峰温泉〜発心門王子の赤木越・・・5時間(とても美しい!)
○湯の峰温泉〜熊野本宮大社の大日越・・・1時間
○本宮〜小口の小雲取越・・・6〜7時間(特に急いだり、ゆっくり休憩を取ったりもしなかったが、実際の所要時間はガイドブックより遥かに短かった。やった!)
○小口〜熊野那智大社の大雲取越・・・7.5時間(とても急な坂道だったが、時間がかかったのはその勾配のせいではなく、景色があまりにも奇麗だったから!)

想像してみてください。かつて茶屋のあった場所を通り過ぎ、蛙たちが春のシンフォニーを奏でるのを聴く。
桃色の雲に覆われた山々、そして咲き誇るツツジ。
竹林をわたる風音に耳を傾け、そよ風に踊るカエデを見る。
これは、自然との対話なのです。
もしかすると熊野の森の中では、道ばたでひっそりとたたずんでいるお地蔵さんが囁きかけてくるかもしれないし、あるいは観音や薬師や阿弥陀などの神々がお茶でも飲みながら神聖な会議をしているかもしれない!

【質問8】滞在中の食事には満足されましたか?

【回答8】とっても!


【質問9】手配を担当した田辺市熊野ツーリズムビューローは、あなたの旅行に役立ちましたか?

【回答9】まったく、その通りです!


【質問10】高野山や熊野を訪れる人々は、どういった方が多いと思われますか?

【回答10】自然が大好きで、神秘的なものに関心があり、好奇心旺盛な方が多いと思います。

【質問11】ご友人やご家族に、熊野・高野山への旅を勧めたいですか?

【回答11】ええ、もちろん。さきほどの質問でも回答しましたが、体力がなくても、高野山では厳しい修業を要求されることはないですし、他にも興味深いことがたくさんあります。
湯の峰温泉は皆に愛されているし、古道歩きをしない人も、温泉だけを楽しめばよい。食事やおもてなしも素晴らしいです。
そして、那智は、バスを使えば1日で周ることができます。

【質問12】これから旅行を計画されている方に、アドバイスや助言をするとすれば何でしょうか。

【回答12】私たちは、二週間の旅行で必要なものをすべてバックパック一つにまとめて移動しました。
(雨カッパやウールの帽子、フリースなど。この他に、春用の手袋があればもっとよかったかもしれない。)
街歩き用の服は最小限に抑えましたが、それでもバックパックがかなり重くなってしまいました。
次回は、街歩き用と山歩き用の荷物を分けておいて、使わないものを先に郵送したり、コインロッカーを利用するなどしたいと思います。

たくさんの旅行者が日本語や日本文化を学ぼうとしていますが、何より大切なことは、現地で実際に見て聞いて、体験することだと思います。
言葉は、そこに行って「なんとか伝わる」程度で十分だと思います。
(礼儀をわきまえ、方向を尋ねることができ、感謝の気持ちを伝えられ、わからないことはわからないと言える。)
私は少しでも快適に過ごすためにカタカナを勉強しましたが、それも特に必要というわけではないでしょう。

2011年4月28日 キティ・ジョスペより

<以上>

インタビューに対して、詳しい回答とうれしい感想を寄せていただいたキャサリン・ジョスペ夫人に、心より感謝いたします。
ありがとうございました。
posted by ビューロースタッフ at 00:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月19日

サンティアゴ・デ・コンポステーラ「静寂の一分間」

2011年3月18日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市にて、東北大地震による犠牲者を悼む式典が開催されました。

2011_03_19-Santiago-ceremon.jpg

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂前のオブラドイロ広場(Praza do Obradoiro)で行われた式典には、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市長や周辺の地方自治体関係者、サンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局のスタッフ、さらに地元の学生達も出席し、犠牲者の方々のために一分間の黙とうが捧げられ、深い追悼の念を表しました。

熊野古道サンティアゴ巡礼の道は、世界で2例しかない、世界遺産に認定された巡礼道であることから、和歌山県とガリシア州の間で両古道の姉妹道提携を締結している他、田辺市熊野ツーリズムビューローとサンティアゴ・デ・コンポステーラ市観光局の間でも、継続して共同プロモーションを行っています。

式典に出席された方々と彼らの祈りに、日本国民として深く感謝するとともに、被災地の一日も早い復興を心より願っています。
posted by ビューロースタッフ at 00:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

『街道てくてく旅』森上亜希子さんを訪問

NHKで現在放映中の、『街道てくてく旅。熊野古道をゆく』。
元テニスプレーヤーの森上亜希子さんが旅人となり、春編では大阪・八軒家浜から熊野本宮大社まで、秋編は田辺市(道分け石)から伊勢神宮までを歩く番組です。

春編ゴール間近の6月14日、高原から近露までの熊野古道ウォークを終えた森上さんとNHK取材班を、当ビューローの多田稔子会長とスタッフが激励を兼ねて表敬訪問しました。
過密なスケジュールの中、時間を割いていただいた森上さんに、今がシーズンの紀州南高梅で梅酒作りを体験していただきました。

s-DSC_8160resize.jpg

s-DSC_8186.jpg

森上さんに漬けていただいた梅酒は、約4ヶ月後、秋編ゴールの頃に熟成する予定です。
それまで、当ビューローの事務所で大切に保管させていただくことになりました。
熊野古道の大阪・八軒家浜から伊勢神宮までの踏破を成し遂げた森上さんとNHKの取材班の方々に、この梅酒で祝杯を挙げていただければ幸いです。

街道てくてく旅。熊野古道をゆく』の放映時間等詳細につきましては、こちらをご参照ください。
旅人の森上亜希子さんには、お体に気をつけて、残り少ない春編ルートの行程と、続く秋編の熊野ウォークを無事に乗り切っていただければと思います。

posted by ビューロースタッフ at 21:33| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト <レポート4>

本日、12月5日から世界遺産熊野本宮館でブラジル人アーティスト クリスティーナ オイティシカさんの作品展示会がいよいよスタートし、オープニングの朝からたくさんのお客さんが訪れました。

Christina-Art-Exhibition1.jpg


スペインの巡礼道・聖ヤコブの道とここ熊野の参詣道・熊野古道。
今回、世界遺産に登録されたふたつの祈りの道というご縁で結ばれ実現した熊野での創作活動で生まれた作品のうち一点を、クリスティーナの希望で本宮大社に奉納することになりました。
展示会初日の午後に熊野本宮大社で奉納の儀式が神前で執り行われ、クリスティーナと彼女のスタッフ、ビューローのスタッフが奉納の儀式に参列しました。

Christina-Art-Hounou.jpg

クリスティーナは自分の作品を熊野本宮大社に奉納できたことと、奉納の儀終了後に熊野本宮大社の宮司とお話しできたことを大変喜んでいました。

この日も朝のオープニング前から奉納まで、NHKのテレビ取材が入りました。

Christina-Art-Exhibition2.jpg

今回のクリスティーナの来日から展示会までの活動内容をまとめたニュースが12月7日の夕方のNHKニュース和歌山版で放映される予定です。

クリスティーナ オイティシカ 展示会
開催期間:2009年12月5日〜2010年1月11日
場所:世界遺産熊野本宮館
入場料:無料

Christina-Yatapost.jpg

熊野本宮大社境内に設置されたばかりの「八咫(やた)ポスト」に旦那さんパウロ・コエーリョさんへ宛てた葉書を投函するクリスティーナ
「八咫(やた)ポスト」に関する記事(紀伊民報)>>click!

posted by ビューロースタッフ at 13:29| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月04日

クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト <レポート3>

世界遺産熊野本宮館で始まる展示会を前日に控え、12月4日は展覧準備最終段階です。熊野本宮館の方々の協力のもとビューロースタッフ総動員でクリスティーナの作品展示の準備が急ピッチで進められました。

本宮行政局の3階で行われていた仕上げの作業で出来上がった作品は、4日の朝プロのカメラマンによって撮影され、順次熊野本宮間に運搬されました。

Christina-exhibition1.JPG



作品展示の高さや配置、それに伴ったキャプションと照明、見に来てくれるお客様の視線と気持ちを想定し、ゆったりとした気持ちで鑑賞ができるよう、作品からそれらを展示する空間まで全ての設定にクリスティーナの細心の注意が払われました。





世界各国いろいろなギャラリーでの展覧会をしてきているクリスティーナですが、ひとつひとつの準備に余念がなく、作業は夜中まで続けられました。

Christina-exhibition2.JPG

明日からの展示会、多くのお客様にクリスティーナのアートに触れて楽しんでいただきたいです。

クリスティーナ オイティシカ 展示会
開催期間:2009年12月5日〜2010年1月11日
場所:世界遺産熊野本宮館
入場料:無料

posted by ビューロースタッフ at 13:29| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト<レポート2>

12月5日から世界遺産熊野本宮館で始まる展覧会に向けて、ブラジル人アーティスト クリスティーナ オイティシカさんの本宮での創作活動が、いよいよ終盤にさしかかりました。12月3日は、NHKの取材が入り、ビューロースタッフが通訳とサポートに入りました。

クリスティーナ 撮影.jpg


クリスティーナさんは、地中から掘り起こされ乾かしたアートをフレームに貼り付ける作業などをしておられました。午後から、クリスティーナさんの仕事の撮影とインタビューが行われました。創作活動も順調に進んで、いよいよ地中アートの完成が間近となってきました。

クリスティーナ撮影2.jpg


熊野の自然と融合した地中アートが、もうすぐ世界遺産熊野本宮館に現われます。
どうぞお楽しみに!


クリスティーナ オイティシカ展覧会
開催期間:2009年12月5日〜2010年1月11日
場所:世界遺産熊野本宮館
入場料:無料


posted by ビューロースタッフ at 10:30| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月30日

クリスティーナ オイティシカ 熊野古道地中アートプロジェクト  <レポート1>

ブラジル人アーティストである、クリスティーナ・オイティシカさんが今年の2月に熊野古道沿いの各地に埋めた自身の地中アートを完成させるため、11月28日に再来日しました。

来日の翌日、29日には、早速埋められたアートの掘起こし作業が行われました。
作業当日は素晴らしい天気に恵まれ、熊野の澄んだ空気の中、紅葉に染まる山々の美しい景色に囲まれたクリスティーナさん一行は大変喜んでおられました。

Christina-Art1.JPG


掘起こし作業は、中辺路の熊野古道なかへち美術館裏の川辺沿い、カフェ朴前の畑にある柿の木の下、本宮の伏拝王子と熊野本宮大社をつなぐ熊野古道中辺路ルート沿いの見晴らし台、熊野古道大峯奥駈道沿いの七越峰公園の計4ヶ所で行われました。

12月5日からの世界遺産熊野本宮館での地中アート作品展示会に向けて、クリスティーナさんは現在本宮にて作品の仕上げ作業の最終段階に入っています。

アートが熊野古道の地中で月日を経てどのような姿となって現れるのか、クリスティーナさんの地中アート展示会が大変楽しみです。

Christina-Art2.JPG Christina-Art3.JPG


クリスティーナ・オイティシカ展覧会
開催期間:2009年12月5日〜2010年1月11日
  場所:世界遺産熊野本宮館
 入場料:無料

世界遺産登録の巡礼道というご縁で田辺市と繋がっているスペインサンティアゴ巡礼道沿いでクリスティーナが創作した地中アートの3点が、今回特別に同時展示されることになりました。

是非、クリスティーナ・オイティシカの展覧会で彼女のアートに触れてみてください。
多くの皆さんのお越しをお待ちしております!!


クリスティーナ・オイティシカ プレスリリース資料はこちらをご参照ください。


posted by ビューロースタッフ at 13:29| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

クリスティーナ オイティシカ 展示会 in 熊野

Christina-Oiticica-Kumano.jpg

有名な作家パウロ コエーリョの妻であるアーティストのクリスティーナ オイティシカがこの冬、自身の巡礼道プロジェクトの一環として熊野古道周辺で制作した作品の展示会が本宮の世界遺産熊野本宮館で開催されます。

作品の仕上げとして自然界に美的効果をゆだねるという、世界的に有名な芸術家クリスティーナ オイティシカ独自のアートテクニックは「エコアート」または「ランドアート」で知られる技法の革新型です。

クリスティーナは2009年の春に自身の作品11点を熊野古道巡礼道沿いに埋めました。それらがこの2009年秋に掘り起こされる予定です。

クリスティーナ オイティシカはアーティストとしての20年間のキャリアにおいて、世界12カ国で60を超えるギャラリーにて美術個展を開催した実績の持ち主です。


熊野でのクリスティーナ オイティシカ展示会
日時:2009年12月5日〜2010年1月11日
   午前9時〜午後5時まで
場所:世界遺産 熊野本宮館
入場料: 無料


>>プレスリリース クリスティーナ オイティシカ 資料PDF




posted by ビューロースタッフ at 15:24| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月09日

古道にアートを埋める

christinart.jpg
芸術の表現は、果てしなく深い…。
サンティアゴ・デ・コンポステラ市観光局との共同プロモーションの一環で、地中アートの第一人者であるブラジル人アーティスト クリスティナ・オイチシカさんが田辺にこられ、当ビューローが熊野古道での創作活動をサポートしました。
クリスティナ・オイチシカさんのご主人は世界中の国々で読まれている「アルケミスト 邦題:夢を旅した少年」の著者パウロ・コエーリョさんです。


芸術の深い世界を活字ですべて表現するには限界がありますが、地中アートは布地に描いた絵画を地中に埋蔵し、数ヶ月間地中で寝かせ、その後掘り返し取り出すことで完成します。
埋蔵の際、液体やパウダー状のインクで着色を加え、さらに周辺の落ち葉や枯れ枝等も作品の表面に付着させます。あとは地中で起こるすべての自然現象が作品の中に景色として現れ、アーティストが表現した絵画と自然現象との絶妙なコラボレーションにより、不思議なアートが完成するというわけです。

christinart2.jpg
埋蔵期間中、晴れの日もあれば雨の日もあるでしょう。ミミズやモグラも作品づくりを手伝ってくれるでしょう。
自然のパワーを借りて表現する地中アートは、自然崇拝を起源とする熊野の聖地と相性が合うのではないかと思います。

当日はNHKの取材もあり、これまでとは少し違った形で情報が発信される予定です。
熊野の持つ精神性や、保存の重要性などのメッセージが広く伝わることに期待しています。

※写真左[現地で創作している場面]
※写真右[絵を地中に埋める場面]
ツーリズムビューローHP内スクラップブック
posted by ビューロースタッフ at 00:00| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。