大阪国際会議場で行われた商談会では、東アジア・東南アジアから招へいされた33社33名の旅行エージェントのバイヤーと、関西圏から参加した多くのセラーが、各ブース12分という短い時間の中で、通訳を介して真剣に商談を重ねていました。また、その後のプレゼンテーションでは、各国の旅行会社代表者が自国の観光動向や、関西圏への誘客を促進するための課題や対策について意見を述べました。
田辺市熊野ツーリズムビューローからはアジア担当スタッフが参加し、事前に配布された各参加エージェントの要望に基づいて、FIT(外国の個人旅行者)や富裕層・高級ツアーを取り扱う台湾・韓国・中国などの旅行会社を主な対象に、世界遺産・熊野古道や、日本の精神文化の原点であり今も古き良き日本の伝統文化が暮らしの中に息づいている当地の素晴らしさ、良質で多種多様な温泉、山海の幸が楽しめる食、多言語ツールを初めとする外国人対応実績などをPRしたところ、テーマ性のある旅行商品に組み入れるための観光素材や、歴史・文化に触れる旅を希望する個人旅行者向けに推薦できる素材を求める旅行会社の好評を博しました。何より複数の旅行会社で、担当者自身がぜひ訪れてみたいと言ってくださったのが印象的でした。
またこれまで、主に公共交通を利用する個人旅行者に対して、紀伊半島内のお得な移動手段がないことがネックになっていましたが、和歌山県が主体となって販売を開始し、田辺市熊野ツーリズムビューローのインターネット予約サイト「熊野トラベル」でもネット販売を行っているお得な周遊パス「Kansai Wakayama Pass(W-Pass)」をお薦めしたところ、複数の旅行会社に興味を持っていただき、今後の販売に積極的な姿勢を見せてくださった旅行会社もありました。
今年の春以降、震災や台風の影響で落ち込んでいた欧米豪からの個人旅行客が好調な戻り傾向にあり、またアジア圏からも、少人数グループや女性のひとり旅で熊野古道を歩くお客様のご予約が少しずつ増加しています。
今後もこのような機会を通じて地道に田辺市や和歌山県をPRし、まずは旅行会社の担当者が当地のファンになっていただき、自国のお客様に対して自信を持ってお薦めしていただけるよう、引き続き情報発信に努めていきたいと考えています。

